不安な状態って何でしょうか?
それは主に
未来に矛先が向いています。
・好きな人と付き合える?
・結婚できる?
・お金がなくなったりしない?
・明日の会議どうしよう?
など、基本的に不安とは
これから起こるであろう出来事を
考えた時に抱える感情です。
仏教ではこれを
「瞋(しん)」と言います。
本来の瞋はもうちょっと
広い意味で使われていて、
怒りや憎しみ、嫌うことなども
含まれています。
怒りは不安を
生み出すからです。
先述した悩みも例えば
「好きな人と付き合える?」は
「どうして私を見てくれないんだ」
という怒りや憎悪になりかねないし、
「明日の会議どうしよう?」も
「どうして昨日やらなかったんだ」
という自分への怒りから
発生しています。
大きく捉えると
同じ括りの感情という訳です。
その不安の解消には
何をすべきかというと、
まず第一に
「不安とは現実ではなく
自分自身が作り上げた
リアルな妄想である」
と気づくことです。
多くの人は
「あいつがあんな事した」から
「あんな風に言われた」から
怒りや不安な感情が湧き出てくる…
と思っています。
自分の外に
理由を求めてしまう。
不安を減らせば幸せに近づきます。
その不安を減らすには
その感情は
自分が作り出した虚像であると
気が付くことが第一歩。
この事実を真正面から見るのは
何と言いますか、
敗北感…虚無…
なんでしょうね。
ぽっかり穴があく感覚が
あるような気が、ぼくはします。
でもその穴を
恥ずかしいけど認めた時にはすでに
幸せの階段を数段
登っているのではないかと思うんです。