パニック発作とは
自分自身が苦手な状況をきっかけに
突然の頭痛、耳鳴り、動悸、発汗、震え、吐き気、
呼吸困難、胃の痛み、手足のしびれといった症状のいずれか
あるいは複数または全部が突然発生してしまい、
このまま死んでしまうのではないかという恐怖にとらわれ激しく苦しむ状態
発作が収まった後も
いつまた起きるかもしれないと不安にとらわれ続けるし
満員電車や飛行機、エレベーター内など狭くてすぐに逃げられない場所、
怖くて苦手な人物との直面など、自分にしかわからない強い不安感から
大体いつも不意打ちで発生しては何の手も打てないまま
数秒~数分でピークに達してしばらく苦しみ、
やはり何の手も打てないまま大体20~30分くらいでケロっと収まってしまう
パニック発作そのものが直接命に関わる事はないのですが
一度起こすと段々と癖のようになり以前よりも簡単に起こりやすくなっていくし、
周囲には迷惑をかけ続けてしまうという困ったループが発生します
自分はそうじゃない人でも
時々、特定のクラスメイトや友人にこれが起きて
複数人に囲まれ、紙袋を口に当ててもらって対処されている人を見かけませんか?
過呼吸発作がパニック発作とイコールではありませんがパニック障害の仲間です
こうなってしまう人が身近にいないという方は実は自他共にラッキーなのです
パニック発作を起こすたびに
毎回周囲に迷惑をかけてしまう流れを繰り返すよりも
まず原因への対策を自分でしていった方が
精神の健康面でも対人面でも運気的にもよいです
原因をこの先一生回避して逃げ続けていけるのならそっちでもよいのですが
一生は避けられない状況や相手なら、心を決めましょう
不安を感じやすい脳から不安を抑えやすい脳の回路へと強化する方が確実に賢明です
もし、パニック発作によって学校や職場など社会生活に支障をきたす方では、
放置せずに早めにご自分で病院にいって治療を受けたり
主治医の先生から対処法を教わったり
頓服薬を処方してもらうのが最善策です
そちらを継続しながら、同時に
パニック発作になりそうだなと気づいた時の対処法と
日頃から取り入れられる健康運UP法を
看護師占い師の私から五行別に紹介します
もし少しでもお役に立てたら嬉しく思います
病院に行きたくないのはわかります
たとえば、重いとわかっている生理痛を
毎回脂汗をかいて気合いと根性だけで震えて耐え抜くよりも
あぁ来るなと感じた段階で早めに痛み止めを飲んでおくと忘れるくらい軽く済むように
できるだけ効果の高い緩和法を選択する方が人生にはよいのですから
私だけがこんなに苦しい!あなたに何がわかるの!
そうなんです
苦しいのはあなたなのです
その苦しみを私は代わってあげられない
あなたの苦しい時間が少しでも短く軽くやり過ごせて
またいつもの穏やかで優しくて素敵なあなたと共に過ごしたいと
みんな心から願っています
甲(きのえ)乙(きのと)、木のエネルギー
エネルギッシュで上昇志向が高いと同時に
感情の高ぶりがストレスになってしまう本当は緊張に弱い優しい側面がある
パニック症状が起きるかもと自分で気づいたとき
心の緊張を少しでも和らげて
目の前の状況に慣れるために、自分の視線を意識する
キョロキョロするでもボーっとするでもなく
周囲の様子を少し高い視線から見るイメージで
全体的によく観察できている私を意識する
ポケットの中の「お守り」アイテムをしっかり握る
メモ帳でもお気に入りのハンドタオルでもよい
※病院処方の頓服薬が「お守り」なら主治医の指示通りに使いましょう
日頃から
全身の筋肉を使い筋肉をしなやかな状態を維持する
毎朝 短時間だけヨガやストレッチをする
肩甲骨まわりをほぐし血流を滑らかにする動きを取り入れる
肩甲骨の甲は樹木の甲
窓の外の景色から自然の緑に触れて森林浴をするつもりで
全身の筋肉と骨レベルからリラックスする
部屋の中で小さな観葉植物を育てて森林浴のイメージを維持する
丙(ひのえ)丁(ひのと)、火のエネルギー
情熱的で活動的、気分が一気に燃え上がるし
心の状態に合わせて浮き沈みが出る時や興奮してしまうところもある
パニック症状が起きるかもと自分で気づいたとき
その場にいながら自分の周囲にある赤い物を3つ探す
赤いペン、赤いアイコン、カレンダーの赤い数字、赤いチラシ…
さらに冷静さを取り戻すために
可能なら1~2口で充分なので口からの水分補給をする
交感神経優位になっているときに消化器に水が入ってくると
副交感神経が働きだして興奮が収まり心が落ち着きやすい
ペットボトル入りのミネラルウォーターを
常温でいつも持っておくといいですね
日頃から
冷却アイテムの活用
熱くなったら冷やすのが一番!
寒い季節には手足は冷やしたくないですが
頭寒足熱(ずかんそくねつ)は通年で有効です
首やおでこを冷却シートや水道の水で冷やす習慣を取り入れましょう
戊(つちのえ)己(つちのと)、土のエネルギー
安定性を重視し人と人の潤滑油役をする、まずは一旦受け入れるから
思いがけない変化でも不安ごと取り込んでしまいがちなところがある
パニック症状が起きるかもと自分で気づいたとき
グラウンディングの練習をする
大地と足の裏とが繋がっているという安心感と一体感を得る
嫌なことが起きて意識が頭と自分の外側に行ってフラフラよろけそうな時には
自分の足元と自分の腹の中心部に意識を集中します
家では裸足で過ごして、かかと、つま先、足の指1本1本が
常に隅々まで神経が行き届いている感覚で生活している自分を意識しましょう
外でも、天気のよい公園の芝生、砂浜や波打ち際、
裸足で歩くのは非常に気持ちいいですよね
足の裏を怪我しないようにはもちろん、
裸足になる前にこの後、砂まみれや水浸しになった足で
どうやって靴を履いて帰るかを先に考えるのを忘れないように
自然の中で裸足になる機会を作りましょう
日頃から
手のひら、足の裏といった部分の皮膚の連続性を損なわないことと、
胃やお腹といった袋状の臓器の調子を整える
胃が固くなる時には全身を冷やしたくなるが、胃の部分は温める
庚(かのえ)辛(かのと)、金のエネルギー
知的で論理的思考の持ち主、繊細で完璧主義なところが
世の中の些細なことにまで反応してしまうところがある
パニック症状が起きるかもと自分で気づいたとき
呼吸を整える
呼吸が荒くなってドキドキハァハァしてしまうと
より苦しくなるからより息は早く浅くなり、
落ち着け落ち着けと言い聞かせるほどに
症状が進行していく感じがしますよね
先に吐く
全部吐いてからゆっくり吸う
苦しい状態だからこそ自分の意志でまず吐く、全部吐き切ってから細くゆっくり吸う
心臓の動悸や消化器の動きは自分で調整できませんが
呼吸は自分で意識して調整ができるのですから上手に扱いましょう
日頃から
自分が落ち着く好きな香りと音楽を知っておく
ラベンダー、ホワイトムスク、シトラス、ジャスミン、好きな香りはなんですか?
周囲の空気に意識を向けられるように
普段から心が落ち着く香りに包まれながら好きな音楽を聞く
いつでも大好きなサビが思い出せるように
移動中はMVをリピート再生しながら、口ずさみながら
嫌な感覚と好きな香りや音楽がリンクして
楽しみまでが発作を呼び起こすきっかけになってしまわないか心配?
反対です
好きな音楽を聞いている時の私という洗練された自分が
些細な事による負の感覚を強力に上書き修正して強制的に消し飛ばすのです
壬(みずのえ)癸(みずのと)、水のエネルギー
感受性豊かで自分の中に他者の気持ちが流れ込んで来やすい
心が柔軟でどんな形にもなれてしまうから恐れや不安を抱えやすいところがある
パニック症状が起きるかもと自分で気づいたとき
水に触れる
水そのものに触れるのもよいし、視覚や聴覚で触れる
川のある公園や水辺の散歩、ゆっくり入浴する自分を思い出す
その様子をイメージする
日頃から
毎日寝る前に数行ずつの日記を書く
今日あった嫌なことを1つ
何がどのように嫌だったか、最初は曖昧で全体的に全部イヤだけかもしれませんが
数行の文章か、イラストで書く日記も合っています
次第に、ここがこうだから嫌で、こうだった時はそこまでは嫌じゃなかったと
思考や感覚が整頓されていくでしょう
嫌なことを1つ書いたら
嬉しかったことを同時に3つ書き出す
負の出来事を喜びの感情で洗い流す作業をするうちに
一番わかっているはずの自分について
あらためて再発見することがたくさん出てくるでしょう
感情に支配される私から、感情を支配する私にゆっくりとなっていきます
おわりに
パニック発作が起きると
自分自身はとても辛く苦しくて
申し訳ないし恥ずかしいし、二度とそこに行きたくない思いをします
周囲も目の前で苦しむあなたをすごく心配したり一緒に慌てたり
どう対処してあげたらいいのか困ったり
力になれなかった自分に落ち込んだりします
人によっては病院に行かなくても発作が出なくなる方もいれば
病院に通いながら何年も長引く方、
かなり良くなったけど完全になくならないままになる方もいます
早めに対応するほど、より望ましい結果が得られるようですし
行かなくても何とかなる可能性に根拠なくすがりずっと我慢するよりも
一度は病院に行くのがよい
そこで「なんでもないです」と言われたら
私は大丈夫だという自信にも繋がるし
あとは日常生活で改善できる運気UPの方法を
1つずつやっていけばよい
あなたの人間関係や仕事上の緊張やストレスが少しでも和らいで
パニックになるほど苦手だった状況が次第にそれほどでもなくなって
日々の生活が少しずつ穏やかで快適な方向へと向かっていきますように