長く生きていると、10年に1度くらい「奇跡」と呼べるほどの事態に遭遇することがあります。
大きさは異なれど、おそらくそれは私だけでなく、だれにでもある事ではないかと思うのです。
時々
「私って運がいいのかな?」
って思うことありませんか?
でもそれ以上に
悪いことが重なると
「私って運が悪い人なのかな?」と思う事の方が多いのではないでしょうか。
残念ながら人間の記憶は良いことより、悪いことの方が鮮明に焼きついいてしまうようです。
そこで本日は、特に美容のテーマではありませんが、私の体験から通常ではありえない奇跡的なお話をしたいと思います。
20代で詐欺にあった私。その結末は…
私は20代の頃に、アメリカに語学留学をしようと思い、ある会社を訪ねました。
そこはマンションの一室で、それほど大きな会社ではなかったのですが、自宅からそう遠くない事や、社長が応対してくれたこと、その社長がとても紳士的で好感がもてたのです。
帰り際に夕立がザッーと来たのですが、その社長が折り畳み傘を渡してくれて、「お返しされなくて良いので使ってください。」と言われ・・・
それが決め手で結局、何社も回るのが面倒で、ものぐさな私はその会社に即決めしてしまったのです。
今思うとそこが地獄の入口だったのです!
面談が終わり、帰ってから料金を振り込みました。
一週間くらいして、再び連絡してみると、事務員さんしかいない状態。
しばらくすると、ついにその事務員さんも電話に出なくなり、社長も行方不明に!
これはやられた!
ついに世にいう詐欺事件に出会ってしまいました。
管轄警察署は渋谷警察。相談に行けども担当刑事に『ここは殺人から覚醒剤まで重要事件が山積しており、とても小さな事件までは手が回らない。自分たちで頑張るしかない』と。
ただし経営者を捕まえたところで、まず金銭は戻ってこないのが定説、と話され
ごもっとも!と半ばあきらめがかったのですが、
たまたま当時、無職だった私が中心になり、15名くらいの被害者の会(?)のような集まりを作ったのです。
2か月ほぼ連日、私達は探偵社のような働きぶりで、動き回りました。
その結果、なんと当事者の社長を捕まえることが出来たのです!
本人に返済能力はありませんでしたが、社長の親族が判明し
なんと全員に無時お金が返ったのです。
今思えばちょっとした武勇伝ですね。考えてみれば当時はスマホやインターネットもない時代。よくぞ連係プレーで社長を追い詰めたものです。
あきらめなければ奇跡を起こせる!
文章にすればこんな感じになりますが、その時は本当に命を削るような日々の連続でした。
毎晩天井を見つめながら
「こうなったらお金はかえらなくていもいいから絶対に社長を捕まえてやる!」と心に誓っていました。
あきらめて去っていった方々もいました。
もし被害者全員そろっていたとしたら、全額返金は叶わなかったかもしれません。
昭和の終わりのことなので金額ははっきり覚えていませんが、現在の金額で一人平均100万円近い金額だったように思います。
ここで言えることは
あきらめなければ奇跡を起こすことが出来る!
という現実です。
やらないで後悔するより、やってみる。人生は一度きり。
奇跡を引き寄せるには、あきらめない不屈の精神が不可欠だと思います!
諦めそうになった時、ふと立ち止まり
自分はそれで後悔はしないのか
考えてみて下さい。
とかく人間は、やらなかったことに後悔をしてしまうものです。
なぜなら、それをやっていたら成功していたのではないか?と考えてしまうからです。
私は、よほどの事がない限り、とにかくやってみることにしています。
やってだめなら後悔は生まれないからです。むしろだめでも気持ちはすっきりします。
むしろ、人が「それは無謀でしょう!」という事に今でも挑戦しています。
恋愛も勇気がなくて告白せずに、チャンスを逃してしまう事もあるかも知れません。
人生は一度しかありません!
時には勇気の第一歩が、あなたの生き方を変えてくれるかも知れませんよ!
本日も長いブログにお付き合い頂きましてありがとうございました。