『プレゼントをする』
という習慣は
もはや当たり前となりました。
誕生日、クリスマス、お年玉
バレンタイン、ホワイトデー
結婚記念日など。
モノがあふれ
文化の一部になったわけです。
文化には必ず
強迫という側面があります。
つまり煽られてるわけです。
喜ばしいことがあったら
プレゼントをくれ、と笑
この強迫観念は
心の健康にとってマイナスである
と考えるのが
アドラー心理学です。
プレゼント文化は
・人から褒められたい
・認められたい
という欲求を増幅させることに
繋がっています。
(だからプレゼントをやめよう
なんて毛頭思ってませんよ。
そういう側面があるという話です)
褒められるということは
褒めてくれた対象に対して
依存するという要素を孕みます。
その人から褒められることを
生きる糧としてしまうんです。
それが常態化すると
その人に注目してもらいたい
という思想を
自分の行動規範にしてしまう。
成長の初期段階では
これは当然行われるべき
心理でありますが、
ここからいかに離脱し
自分の価値観で行動するかが
最も大事です。
この変化が
急に起きることはありません。
徐々に、なだらかに、
他人由来の思想ではなく
自分自身の中から湧き出る
本来の欲求や感情に
素直に生きる方へ
シフトチェンジする。
ここの筋書きが
どこにもないのです。
「自分の価値観で生きる」
という風潮が更に増していますが
まだまだみんな
誰かの心ばかりを考えています。
そもそも
自分が他人のことばかり
気にしていることに
気づいていない人も。
この原因は実は
ほめて育てることにあります。