映画「鹿の国」に心動かされて
先月、3泊4日の長野旅行
諏訪大社に行ってきました
毎年4月15日に上社で行われている御頭祭を見てみたかったのと
春宮、秋宮、前宮、本宮、4つすべてを参拝したかったのと
中世の諏訪信仰と伝承が
陰陽五行と繋がってる様を実際に目で見て学びたかった
部外者で一見さんなのに
こんな所まで入っていいんだ!という所まで入れましたし
着いて行っていいの?というお神輿も全然着いて行っていいという事でしたし
神事そのものは見せてもらえないかと思ってたら
十間廊にかかる神社幕をめくって見物客の皆が見えるようにしてあって
めちゃくちゃ近い場所で神輿が中に入る様子、儀式の内容、
鹿の頭や生きた雉といった供物が供えられる流れをじっくり見る事ができました
全然スピ系ではない私なので
スピっぽい内容は書けなくてすみません
不眠といびきに苦しむ私は
ガイドさんに寝入りの杉の落ち葉をもらいましたがスピ系ではないです本当です

専女の欅(とうめのけやき)
秋宮の鳥居前にある専女社の御神木で内側が空洞になって立ってる
ガイドさんから、中に入って見上げた写真を撮るといいよって教わり撮ったもの
諏訪大社に行く前にはネットで調べたり
映画を見たりwikiを読んだりして
難しいけどそういうものかと思ってる範囲でしたが
実際に現地に行って
ゲームのラスボス戦みたいに
体験としてはたった一度だけなんだけど
本物の内部に足を踏み入れて景色に触れた私
現地のガイドさんに説明を受けて帰って来た私となると
頭に残っている感覚は違うものでした
後からスマホに残ってる写真をもう1回見直すと
この景色は本宮の一之御柱の後ろの入口御門へ続く通路前から
お沓石を見下ろすように立った景色だとわかる自分になっています

御柱が建物から見て左前から時計回りに
一之柱、二之柱、三之柱、四之柱と立っているスタイルの神社や
小さな祠を見つけると、どちらが正面かが一目でわかるようになりました

大祝(おおほうり)の半地下の御室(みむろ)があった場所
今では巨大な木が根上がりさせて生えているその間に小さな祠がある
写真を撮っていいものなのか迷いがある中
ガイドさんに聞いてから撮影
映画「鹿の国」を見てから諏訪大社の4社を巡って
地元のガイドさんから丁寧な説明を受けて
特に前宮の案内をしてくださったガイドさんの言葉、
映画の内容と実際の歴史は若干違う所があるという点がわかるとともに
諏訪信仰への理解が深まる度でした
あとそうだ
諏訪市の高島城というお城が見たくて移動して
お城の手前の交差点のところで桜咲くお城の写真を撮っていたら背後から声が!
前日に宿泊したホテル聴泉閣かめやさんの支配人さんが
どんぴしゃのタイミングで車で通りすがり、車窓から身を乗り出すように
○○さん!かめやです!と声をかけてくれたのです
これには今回の旅の中で一番の驚きと感動をおぼえました
https://www.ckameya.com/
なんでわかるんだ笑
この支配人さんは顔がかわいくてコミュ力の高さと人懐っこさがあって
宿泊中には宿のお庭である上段の間を丁寧に説明してくださったのが印象的でした

なので私が支配人さんを覚えてるのは当然なんですが
支配人さんは大勢のお客さんたちと毎日接する中で
しかも本日の宿泊客ではなくて
もうチェックアウトした人なのに雰囲気と名前まで覚えてて
しかも仕事場から結構離れた場所でたまたま見かけた際にスッと名前が出て来るのか
高島城にいくから探してねと言ったわけでもない私(当たり前)に
自信と確信を持って堂々と声をかけられるのか
ご商売をやってらっしゃる方で成功を収めてる方って
全方位に対してレベルが違うんだなとしみじみ思いました
桜咲く高島城と晴れわたる空、
この日の汗ばむくらいの気温とセットで
忘れられないエピソードになりました

高島城
男の子はみんな大好きなお城
お城の敷地の反対側?に温泉の蛇口があるので探してみてください
その蛇口を背にした道路の反対側には
三の丸温泉跡地の石碑もあったそうなのですが
探し損ねてしまいました
またこの地に訪れる理由ができました
