メイク、といえば、一般的にお顔に施すもの、というイメージですね。
しかし、長年女性の美にたずさわる者としては、首から下の部位にも美を作り上げる本来の意味のMake Upが必要ではないかと思うのです。
そこで今回は、手の美しさについて語ってみたいと思います。
手の美しさを保つケア
手を美しく保つことは、お顔のメイクアップに劣らないほど重要です。
なぜなら意外と女性は、男性から手をみられている現実があるのです。
また女性も、男性のきれいな手指に魅力を感じる方が多いと聞き及びます。
ジェルネイルをきれいに施していても、肝心の手全体がイマイチな方も多く、残念に感じることもあります。
ネイリストさんからもよく聞く話ですが、手のケアをすすめても、ケアの必要なお客さまほど、時間がないからと断られるそうです。
爪がきれいなほど、並行して手も美しくないと、バランスが取れません。髪の毛が痛んでいるのに、スタイリングだけに気を取られている方と似ていますね。
コロナ禍の手指消毒とハンドクリーム
女性でハンドクリームをつけていない方は皆無だろうと思います。
特にコロナ禍、真っただ中で1日の手指消毒の頻度はかなりのもので、当然手も乾燥しますよね。
そこで皆さんはどのように、手にハンドクリームをつけていますか?
おそらく手の甲には塗り込んでいても、指先はどうでしょう?
残念ながら指の第2関節に年が出るのです。
ここにしっかりハンドクリームを塗りこまないと,いずれ関節のしわが目立って指先がかなり老化して見えてしまいます。
せっかくつけるのですから、意識してケアしたいものです。
コツとしては、指を曲げて関節のしわの部分にクリームを刷り込んでください。
寿司職人の手へのこだわりに学ぶ
私はエステの仕事を長年しておりますので、職業柄、手のケアは気を抜かずにいたしております。
そのせいか、今でも私の手を見てお客様に「先生は自宅にお手伝いさんがいるのですか?」と質問されることが多いのです。
まさか!うちにはお手伝いさんなんていませんよ。
すべては、手のケアの賜物です。年齢のわりに手が若いと言われております。
お寿司の名店と言われる、すきやばし次郎の小野二郎さんも、外を歩くときは1年中、グローブを着用しているそうです。
なぜなら、二郎さん曰く
「お客様の目の前で寿司を握るわけですから、ジジイのみっともない手ではおいしく見えないので、手は大事にしています。」
とおっしゃっていました。
さすがプロフェショナル!
それから、料理人の方の手を見続けていますが、二郎さんほどきれいな手の方には、あまりお目にかかれません。
ちなみに二郎さんは当時80歳はとうに超えておられました。
私たち女性も見習いたいものです。
女性の理想の手指は 温かく、柔らかく 滑らかでありたいものです!