(…私、何か悪い事したかな…?)相手に対して、原因は分からないけれど、【自分の責任】だと、気にし過ぎてしまう事はありませんか?
例えば、
会話をしていたら、相手の表情が曇った瞬間があった
ずっとやり取りしていたLINEの返事が返ってこなくなった などなど
自分の力で問題を解決しようと考えるのは素晴らしいです。しかし、目の前で起こる事、全てを、【自分の課題、自分の責任】としてとらえるのは間違いです。
「この課題は、【誰の課題なのか?】」一歩引いた視点から、この様に考える事が出来ると、あなたがこれまで、どれだけ多くの事に気を遣っていたか分かるはずです。
私の課題、あなたの課題
例えば、あなたに好きな人(Aさん)がいて、①から③の様に、グルグルと悩んでいたとしましょう。
①私はAさんの事が好き。もっと仲良くなって話したい。
②でもAさんは、私に好かれて、迷惑じゃないかな…。嫌われないかな…。
③まずは、Aさんと食事に一緒に行きたいな。
さて、よくある悩みです。この悩みを【誰の課題か?】としてとらえると
①と③は【自分の課題】となります。自分はこう感じる。自分はこうしたい。
②は【相手の課題】となります。
つまり、相手がどう感じるか、どう行動するかは、相手の問題であり、あなたが考える事ではないというものです。
恋愛に関しては”悩む自分も愛しくなるもの”。①~③をニヤニヤと考えらているのなら、その思考は止めません。
しかし、この②【相手の課題】までも、考え過ぎてる事が、冒頭でお話をした、全て自分の問題として考えてしまうというものです。
このままだと、(嫌われないかな…。)に続いて、(こんな私が~。)(恋愛って上手くいかない~。)など、負のスパイラルに陥る可能性は充分にあります。
この例題の場合、【自分の課題】に向き合い、解決する事は、『Aさんと、どうやって距離を縮めるか。』に焦点をおくことです。
【自分の課題】【相手の課題】と考えると、感情的になる事なく解決策を見つける事が出来るのです。
「何か私に出来る事はありませんか」
上の例で話を続けましょう。
あなたは、Aさんと仲良くなるために、積極的に話かける様に心掛けます。しかし、今日のAさんは、少し不機嫌そうです。
(さすがに、しつこいと思われているのかな…。やっぱり迷惑なのか…。)
この様に、もう独りで考え込む必要はないと、ご理解頂けたかと思います。
しかし、不機嫌なのは、【相手の課題】!!だから、私は気にせず話を続けよう♪…というものでもありません。
【相手の課題】は自分が共有できるものか、否か確かめれば良いのです。
そして、共有出来なければ、引き下がる。共有出来れば一緒に解決出来ないか考える。
伝え方のポイントは「何か自分に出来る事はありませんか?」と尋ねる事。
この場合は
「Aさん、疲れているようで心配です。何かありましたか?私で良ければ話を聞きますよ。」という具合です。
Aさんが
「…ごめん、実は朝から胃の調子が悪いんだ。」と言えば、不機嫌なのは、あなたが原因ではない事が分かり、安心することが出来ます。
また、「朝から何も食べてなくて、お腹空いているだけだよ。」となれば、一緒にこれから食べに行きませんか?とお誘いすることもできるかもしれません。
さて、今回は1つの例を使って【自分の課題】【相手の課題】を分けて考えるとは、どういう事かを見ていきました。
次回は更に”具体的に日常で使えるよう”にお話していきます。
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