こんにちは、豊 奈つめ（ゆたか なつめ）です。
中国語にはこんな諺があります。
「有缘千里来相会，无缘对面不相识。」
縁があれば、千里もの距離を越えて(どんなに遠い存在でも)巡り会うことができる。
縁がなければ、例えすれ違っても知り合うことは一生ない。
出会いとは天の巡り合わせであり
人間がコントロールしようと思っても
出来ないものだという考えがあるため
中国人は非常に『縁』というものを重視し
実際に日常生活の中で『縁』という言葉は良く出てきます。
白か黒か、０か１００か
白か黒か
0か100か
好きか嫌いか
敵か味方か
日常を過ごす中でこんなふうに
曖昧さや中間のグレーゾーンを認めない極端な思考回路
になってしまう方は少なくありません。
「今すぐYESかNOかはっきり決めて！！」
というように、
自分の思うタイミングで
自分の理想の形でそれが手に入らないなら
じゃあ、もういらない！！
と、繋がっている縁を衝動的に自ら無理矢理断ち切ってしまい
後悔した経験ありませんか？
私もかつては０か１００かという極端な結論を求めてしまう時期がありました。
しかし、そうすることでスッキリしたかと言えば、ほとんどそんなことはなく
自分で切ってしまった縁に
取り返しのつかない事をしたと後悔することばかりでした。
縁があれば・・・
今は便利な時代になりました。
何か疑問に思えばすぐ調べることが出来るし
連絡しようと思えばすぐに連絡することが出来ます。
なので、
・自分の気持ちを一旦抑える事
・流れが変わるタイミングを待つこと
・無理矢理答えを出さずに一旦保留にすること
こういう事をすることがより難しくなったのかもしれません。
好きな人との関係を一旦保留にしたり
そっと離れたりするのはとても辛いことで
なかなか出来ないと思います。
ですが、あなたが本当にその縁を大切にしたいなら
一旦そっと離れることが必要なときもあります。
「縁があれば、離れてもまた巡り会える。」
私は本気でそう信じています。
そしてそれは日々実感していることでもあります。
縁は人間がコントロール出来ないものだからこそ
縁あって巡り合った人には
いつも愛とリスペクトを持って接していくことが大切ですね。
